2020年12月27日日曜日

暮れなずむ港に停泊する客船

・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・18mm(36mm) 1/2.5sec F5.6・ISO200・横浜市


 AdobeStockの販売審査が通りましたので、お知らせします。





2020年12月24日木曜日

みなとみらい 全館点灯 2020

登山用にということでミラーレス一眼カメラを追加したので試し撮りしてみました。
登山用として使っている方が多いOLYMPUSのOM-D EM-1に12-40mm F2.8のPROレンズが付いたキットモデルです。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・12mm(24mm) 1/60sec F2.8・ISO1000・横浜市


ちょうど年に一度の全館点灯イベントがありましたので、会社帰りに夜景を撮影してみました。
2年前にフルサイズのNikon D850で撮影した時と同じ時期なので、あえて同じような場所や構図で撮ってみました。



開放F値がズーム全域で2.8通しという、いわゆる大三元ズームとボディ合わせても962gという信じられない軽さです。

APS-Cフォーマットでも登山向きとして評判の良い軽量カメラはありましたが、レンズも含めて小型軽量化したかったのでマイクロフォーサーズにしてみました。
マイクロフォーサーズの12-40mmはフルサイズ換算で24-80mmとなり、ちょうど2倍すればよいので分かりやすいです。



フルサイズと比べてセンサー面積が4分の1になるので解像度や高感度耐性に少々不安はありますが、とにかく小型で軽いということを重視しました。
左はフルサイズのNikon D850に開放F値が1.4という大口径の28mm単焦点レンズを付けています。
並べてみると大きさの違いは歴然ですね。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・12mm(24mm) 1/60sec F2.8・ISO400・横浜市


毎年この時期になるとクイーンズモールの中に大きなクリスマスツリーが飾られます。
電飾のデザインはその年毎に変わるようです。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・12mm(24mm) 1/60sec F4・ISO2000・横浜市


ISO2000まで感度を上げていますが、特に目立った高感度ノイズもなく隅々までシャープに捉えているように思います。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/80sec F2.8・ISO1000・横浜市


こちらは望遠端のフルサイズ換算80mmの画角で撮ってみました。
後方にあるクイーンズタワーの窓の様子まで思いのほか描写できていました。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1sec F8・ISO200・横浜市


同じく望遠端での撮影ですが、ボディ内手振れ補正の性能を試してみました。
1秒という低速ですが、全く手振れ無しで撮影できました。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/3sec F8・ISO200・横浜市


こちらもシャッター速度が1/3秒という低速ですが、問題なく撮影できています。



このEM-1 MarkⅢというカメラは、フルサイズシステムには解像度、高感度耐性ともに及ばないものの、ブログ掲載程度では全く問題なく、レンズ含めて小型軽量化でき、数秒程度まで三脚無しでの撮影が可能なので、撮影可能な領域を大幅に広げてくれると感じました。


2020年11月22日日曜日

檜洞丸 西丹沢ビジターセンター~ツツジ新道

丹沢 檜洞丸の登山記録です。
西丹沢ビジターセンターからツツジ新道を通って山頂を往復するルートを使いました。



丹沢 檜洞丸山頂(1601m)
標高は丹沢エリア第3位です。



撮影機材:Nikon D850+28mm f/1.4E



・07:39:32 681m
・1/60sec f/8 ISO160 28mm

曇りなので色合いはよくないですが、きれいに紅葉しています。



・07:42:50 690m
・1/60sec f/8 ISO400 28mm

赤に緑が混じってきれいです。
陽に照らされていれば、さらにきれいでしょうね。



・09:18:55 1071m
・1/400sec f/8 ISO100 28mm

途中「展望園地」というチェックポインからの景色です。
樹々の間から富士山が見えました。

広角レンズでの撮影だったので、帰宅後編集ソフトで山頂付近を拡大してみました。



・15:25:35 746m
・1/160sec f/1.4 ISO100 28mm

苔むした石の上に赤いモミジが落ちていました。



登山道の様子など詳しい情報はヤマケイオンラインの登山記録にアップしています。

2020年11月14日土曜日

舞岡公園 ~深まる秋~

横浜市戸塚区にある舞岡公園です。
使用したレンズの評価は控えめですが、AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDの作例になっています。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/100sec f/8・ISO100・横浜市

横浜市でも樹々が色づき始めました。




撮影機材:Nikon D850+28mm f/1.4E

・感度自動制御:ON
・低速限界設定:オート/低速△△△▲△高速
・レンズの自動ゆがみ補正:しない
低速限界設定は5段階のうち高速側から2番目にしました。
レンズ自体で歪曲収差を良好に抑えてあるので、ボディ側での補正は「しない」に設定しました。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/100sec f/8・ISO100・横浜市

赤い色の中にも多少緑色が混じっているほうが単調でなくで良い感じです。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/200sec f/8・ISO100・横浜市

一方、こちらはまだ紅葉していませんが、透過光でとてもきれいです。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/100sec f/8・ISO100・横浜市

赤い実がたくさんなっているのを見つけました。
単焦点の広角レンズなので小さくてよくわかりません。


拡大してみました。
ナナカマド?
高画素カメラD850と解像度の高いレンズのおかげで拡大してもきれいに解像していますが、これは何の実でしょう...



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/60sec f/8・ISO2200・横浜市

公園内にある古民家の軒先です。
黒ずんだ壁に干し柿が下がっていて、風情があります。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/60sec f/1.4・ISO2000・横浜市

古民家内の土間にあるかまどです。
単なる飾りではなく、定期的に火を入れてご飯を炊いているそうです。
比較的明るく写っていますが、実際にはもっと薄暗い状況でした。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/60sec f/2.8・ISO1600・横浜市

囲炉裏もあります。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/250sec f/1.4・ISO100・横浜市

小さい花です。
りんどうのようにも見えます。
近づいて絞り1.4で撮ったので、広角レンズなのに背景は大きくボケています。



・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
・28mm・1/320sec f/8・ISO100・横浜市

コスモスが太陽に向かって咲いていました。


近所の公園ですが、深まる秋を感じました。


2020年10月24日土曜日

鍋割山登山 ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(4)~

Nikon Fマウントフルサイズ用高倍率ズームレンズのレビュー4回目です。
荷物を少しでも軽くしたい登山で、あえて使ってみました。



丹沢 鍋割山山頂(1272.5m)
内容は丹沢 鍋割山の登山記録からの抜粋になっています。
大倉登山口スタートで二俣を通って、後沢乗越を経由するルートです。



撮影機材:Nikon D850+28-300mm f/3.5-5.6G
機材重量はD850本体と合わせて約1.8kgにもなります。

・感度自動制御:ON
・低速限界設定:オート/低速△△△△▲高速

低速限界設定をオートにするとシャッター速度の自動調整時に、レンズの焦点距離に合わせて一定以下の低速にならないよう調整してくれます。さらに、自動補正をより高速にするか、ほどほどにするかをあらかじめ設定しておくことができます。

今回は5段階のうち最も高速に補正するよう設定しました。高速にするほど手振れのリスクが減る半面、ISO感度が高くなりがちです。



07:26:06 380.3m
1/125sec f/5.6 ISO4500 28mm

きれいに並んだ杉林です。
ISO4500の割には高感度ノイズが少なめなのはD850本体性能のおかげでしょうか。
細部までよく描写できていると思います。



07:49:22 433.7m
1/500sec f/5.6 ISO200 105mm

雨模様というわけではないのですが、ガスが上部に向かって流れていました。

遠景を105mmで捉えているので、全体的に少々甘い描写となりました。



08:40:24 567.8m
1/1000sec f/5.6 ISO1800 210mm

力芝とかいうイネ科の雑草だと思われます。

こちらはISO1800と感度条件が良くないのですが、比較的近距離だったせいか葉先に付いた無数の水滴がとてもきれに描写できていました。



12:17:45 1172.5m
1/125sec f/8 ISO280 28mm

ここ丹沢でも一部色づき始めました。
晴天時に透過光で撮るともっと鮮やかに写ると思います。
あえて色補正していません。

赤い葉の部分を拡大すると、思ったよりも細部まで解像していました。
高倍率ズームレンズとしては十分だと思います。



12:21:06 1165.3m
1/1250sec f/8 ISO280 300mm

レンズ交換なしにこのような遠景撮影が可能なので大変便利です。

霞みがかっていて細部は解像していませんが、拡大すると肉眼では気づかなかった小田原城が写っていました。



単に遠景を撮るだけでなく、登山中に見つけた植物や昆虫などを少し離れた場所から大きく撮影したい場合などに、高倍率ズームは有効活用できるかと思います。

登山は装備をできるだけ少なく軽くしたいので、APS-Cやマイクロフォーサーズなどのミラーレス一眼を使って機材重量を減らすというのも賢い選択だと思います。



登山道の様子など詳しい情報はヤマケイオンラインの登山記録にアップしています。


ブログ内の関連リンク
AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー
森の実験室 ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(2)~
横浜ウォーク ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(3)~
鍋割山登山 ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(4)~
秋の里山 ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(5)~
晩秋の里山 ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(6)~

2020年10月19日月曜日

横浜ウォーク ~AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー(3)~

Nikon純正高倍率ズームレンズのレビュー3回目になります。

世の流れはミラーレスに移行しつつあるようですが、ファインダーはガラス越しに覗きたいので、まだまだレフレックスカメラを使い続けようと思っています。

今回は街撮りでの使用感をレポートします。


28mm

まずは28mmです。
f/8まで絞っているのでレンズ中央でなくても鮮明に解像しています。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・28mm・1/800sec f/8・ISO100・横浜市




50mm

続いて50mmです。
やや遠方なので多少あまい描写ですが、問題ないレベルだと思います。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・50mm・1/500sec f/8・ISO100・横浜市




105mm

この焦点距離でのほぼ開放、f/5.6で撮影してみました。
近距離なので背景はきれいにボケています。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・105mm・1/250sec f/5.6・ISO140・横浜市



200mm

一般的な望遠レンズとしてはこの焦点距離までで十分だと思います。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・200mm・1/400sec f/8・ISO220・横浜市



300mm

200mmと比べると300mmはさらなる引き寄せ効果が見られます。
拡大すると案内板の文字も読み取れます。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・300mm・1/640sec f/8・ISO560・横浜市




28mm

再び28mmです。
遠近感を誇張しすぎない自然な広角撮影が可能な焦点距離です。
このレンズは、ワイド端がそのままスナップ写真に適した28mmになるので思いのほか便利です。
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・28mm・1/320sec f/8・ISO100・横浜市



自動ゆがみ補正なし

28mm
105mm

28mmは樽型、105mmは糸巻き収差が発生しています。
高倍率ズームなので補正が難しいのか収差は顕著に現れる傾向にあります。



自動ゆがみ補正あり

28mm
105mm

撮影時にカメラの設定で自動ゆがみ補正をかけてみました。
どちらの焦点距離でも、うまく補正できているので実質問題ありません。



夜景(1)
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・28mm・1/60sec f/8・ISO6400・横浜市



陽が暮れてきて、とてもよい雰囲気です。
ISO6400と撮影条件としては厳しくなってきましたが、点光源もきれいに描写できています。



夜景(2)
・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・28mm・1/60sec f/8・ISO7200・横浜市


お店の中のグラスやボトルまで判別できます。
これはレンズ性能というよりも、高解像度でありながら高感度耐性に優れたカメラボディによるところが大きいかもしれません。



今回は街並みを撮ってみましたが、人工物の撮影ではレンズの収差が目立つ場合があるので、カメラボディや純正現像ソフトでの自動補正を活用するとよいでしょう。


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AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR レビュー
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