2021年8月11日水曜日

鍋割山登山 大倉~二俣~後沢乗越経由

しばらく自粛していたため半年以上のブランクとなってしまった登山の記録です。
同じ大倉登山口起点でも、塔ノ岳を目指す大倉尾根のルートに対し比較的利用者が少ない鍋割山方面で計画を立てました。



丹沢 鍋割山山頂(1272.5m)
標高は高くありませんが、林道、河原、沢の渡渉、急峻な登りと変化に富んだルートが特徴となります。



撮影機材:OLIMPUS OM-D EM-1 MarkIII+12-40mm F2.8 PRO



・1/60sec f/5.6 ISO1600 28mm

樹々に囲まれた小径を進んでいきます。



・1/200sec f/5.6 ISO200 28mm

鍋割山へのルートには、塔ノ岳へ向かう大倉尾根ルートには無い解放感のある河原があります。
時間に余裕がある時は、ここでコーヒーを淹れて休憩します。



・1/60sec f/5.6 ISO1000 28mm

沢を離れ、尾根筋へ向かって急登が始まります。



・1/640sec f/5.6 ISO200 50mm

鍋割山山頂からは、遠く伊豆大島が見えました。



・1/60sec f/5.6 ISO1600 28mm

苔むした切り株は深い森を感じさせます。



登山道の様子など詳しい情報はヤマケイオンラインの登山記録にアップしています。

2021年7月24日土曜日

アーストリッパー2.0 リビングで試し張り

登山のベースキャンプや写真撮影の遠征ロケ用にソロテントを買いました。

ホールアースのアーストリッパー2.0です。
サイズ的には一応「最大2人用」となっています。

詳しくはホールアース公式サイトのSPECを見ていただきたいのですが、
・フライシート:W230×D300×H145cm
・インナーテント:W215×D140×H120cm
です。

寝袋を2つ並べたらインナーテント内部にはその他はほとんど何も置けなくなってしまいますね。
前室が広いので問題ないかもしれませんが、2人だとちょっと窮屈かもしれません。

余談ですが、我が家は3人家族なのでファミリーキャンプの際は、これに別途所有している1人用山岳テントを追加して、シングル+ツインの2ルーム体制でいく予定です。

誰がどのテントで寝るかはじゃんけんで決めます。笑



とは言え、しばらくキャンプの予定がないので取り急ぎリビングで試し張りしました。

ネット上には各種レビュー動画やブログ記事があるようですが、それらで取り上げられていない細部について報告してみたいと思います。

特に、同じシリーズのアーストリッパーSCという防虫加工されたタイプのレビューはいくつか見つけたのですが、ノーマルタイプの「2.0」に関する記事はあまり見当たりませんでした。

防虫加工の無いこちらのタイプは、なぜか3万円少々まで値下がりしていました。



収納バッグに入った状態です。

「SC」タイプは収納バッグが少し小さく、旧型に比べてテントを収納しにくいとのレビューがありましたが、こちらは特に入れにくいような窮屈な感じではありませんでした。

「SC」「2.0」どちらのタイプも収納サイズは同じなので、入れ具合に違いが出るのは謎です。



インナーテントが外側、フライシートが内側になるようにたたんでありました。
説明書の撤収手順にもそのように書いてありました。



付属品です。

ポール収納袋の底に、説明書のセット内容にも書かれていない謎の黒いベルト2本が入っていましたが、撤収手順のところに「フライシート、インナーテントを収納する際にお使いいただくと便利です」というふうに書かれていました。
おまけみたいなものですかね。

キャノピーポールは付いていませんので、純正でない汎用ポールでもよいので後日追加購入しようと思います。

ペグハンマーも付いていませんので、もし必要な方は別途追加購入することになります。



まずはフライシートを広げます。

やばい!
リビングいっぱいになってしまった。笑



・・・中略(汗)・・・


狭いリビング空間で、どうにかこうにか立ち上げました。

長いメインポールよりも横方向のサブポールの方が曲げる力が必要で少々苦労しました。
あと、細いフロントルーフポールも結構力が必要でしたね。



正面入口を固定するベルクロ縫製の一部縫い目がゆるんでいました。

初期不良というほどではないですが、何度も開閉を繰り返すと他の箇所も同様にゆるんでくる可能性がありそうです。

写真では分かりにくいかもしれませんが、ベルクロの左半分が雑にはみ出していて、そのことにより余計に縫製部に負担がかかってしまうと思われます。

この部分は正直設計に問題があると思います。
というか、ちょっと雑すぎませんかね。



「裁ほう上手」なる手芸用強力接着のりを持っているので、他の箇所も含めてすべての浮いているベルクロ片側を裏側に折り返して固定してしまう予定です。

またまた余談ですが、この手芸用のりは経年劣化で剥がれてきたテントやレインウェアのシームテープの応急処置用に試したものです。

想像以上に強力で、応急処置ではなく本処置になってしまいました。



最初に紹介した写真ですが、フライシートの色はサンドベージュです。
「SC」タイプとは違って明るい色ですね。

ちょうど在宅勤務用に使っていた120×60cmフォールディングテーブルとアウトドアチェアを前室に入れてみました。
どちらもハイモードにしていますが、余裕で入りました。
すごい!

テーブルとチェアをローモードにしたり、小さめのローテーブルやハイバックチェアと組み合わせれば、さらにゆったりした気分に浸れるでしょう。


前室は3面フルスクリーン、フルクローズ、フルオープンタイプです。
フライシートの後室側もフルクローズ、フルオープンタイプですがスクリーンはありません。
その点だけがちょっと残念です。

次期バージョンでは改良されるかもしれませんね。

スクリーンはすべてブラックカラーなので内部から外が見やすいです。
その代わり、外からも内部が若干見えやすくなるかと思います。



フライシート上部には前2か所、後ろ1か所にベンチレーターがあります。
内側の結露防止のためにとても大事なポイントです。

インナーテントの吊り下げフックは色分けされていて分かりやすいです。
メインポールも色分けされていて前後が分かるようになっていました。
親切なアイディアですよね。



インナーテントの色はダークブラウンです。
「SC」タイプのフライシートと同じ色のように見えます。

インナーテントはフライシートとは逆にスクリーンが外側になります。
寝室側からスクリーンを開けずにクローズ状態にできます。
個人的には結構重要なポイントで気に入っています。

逆パターンのテントも多々あるのですが、これが逆のタイプだと、スクリーン状態にして寝た場合に例えば夜明けごろ寒くなってきたときにクローズしようと思ったら、一度内部のスクリーンを開けてから外側のパネルを閉めなくていけないというひと手間が増えてしまうのです。

もう少し分かりやす言うなら、寝室側からスクリーンの開口面積を調整して室内の温度や換気を加減するのが楽だということです。

これは長年バイクキャンプやソロキャンプ、ファミリーキャンプをやってきた経験上のお話です。



さてインナーテント内部です。

床面が薄い黄色に見えるのはニトリの吸水シートを敷いているからです。
今夜は家キャンの予定なので、後でここに布団を敷きます。笑

ちなみにインナーテント本体底部の色はダークブルーです。
内部は全体的にダークカラーなので狭く感じるかもしれませんが、寝室なので個人的にはこちらの色の方が落ち着く感じがします。



内部の奥側に寝てみました。
テント後部の傾斜があるので、少々圧迫感があります。

右手の少し光っているのはフライシートの内側です。
フライシート内側全体がシルバーコーティングされていて、UPF50+の紫外線99%カットということになっています。
難燃加工もされています。



手前側に寝てみました。
圧迫感が気になる方はこちらのポジションの方がよいのではないでしょうか。



ついでにインナーテント内部に寝た状態から前室側を見てみました。

何ですかねぇ、この安心感。
ソロテントで広い3面メッシュの前室があるというのは、もう最高ですね。

伝わりますかねぇ、この感覚。

好きな人にしか分からないかもしれないです。



サイドスカートは、雨天時の内部への泥跳ね防止や寒い季節の冷気侵入防止など様々なメリットがありますが、この価格帯のテントで全周に装備しているのはめずらしいと思います。

ただ、できればこの倍ぐらいの幅があればなおよかったですね。

もっと言えば、このスカートはペグダウン、ロールアップできれば最高ですが、さすがにこの価格帯でそこまでは求めません。



・・・中略(☆彡)・・・


一夜明けたので撤収です。

説明書にたたみ方が書いてあるので迷うことはないと思います。
フライシートは、この状態で左右から中心に向かってたたんで縦長の状態にします。



インナーテントは、写真のように、まず縦方向に潰す感じですね。
ここからは、フライシートと同じように左右から中心に向かってたたんで縦長の状態にします。



丈夫なインナーテントの底面生地が外側にくるよう重ねます。
後は収納バッグに入るようクルクルと巻いていけばOKです。



しばらくキャンプに行かないようなら収納袋には入れず、生地に負担がかからないよう優しくたたんで適当な場所に置いておく方がよいと思います。



最後に気になった点をひとつ。

フロントルーフポールをはめるのに少々力が必要だったと書きましたが、この部分に相当な負担がかかっています。
耐久性がどうなのか、今後使い続けるうちに判明すると思います。



いかがでしたでしょうか。

一部もう一歩というところもありますが、価格を考えれば十分納得できるのではないでしょうか。

前室の広いソロテントをお探しのようでしたら、候補のひとつとして検討してみてください。


2021年6月26日土曜日

あじさいの森

梅雨を鮮やかに彩るアジサイの季節となりました。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/400sec F2.8・ISO200・北茨城市


やわらかい雰囲気が出るよう、前景をぼかしてみました。

こちらは、AdobeStockで販売中の作品となります。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・18mm(36mm) 1/400sec F5.6・ISO200・北茨城市


3万平方メートルの敷地に、なんと1200品種2万8000株のアジサイが咲き乱れます。
しかし、アジサイはやはり曇りか雨の方が似合いますね。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・25mm(50mm) 1/200sec F2.8・ISO200・北茨城市


解放F2.8での撮影ですが、マイクロフォーサーズなのでフルサイズだとF5.6のボケ具合に相当すると言われています。
ですが、レンズの性能がよいのか、背景のボケ味はとてもきれいです。

こちらは、AdobeStockで販売中の作品となります。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・14mm(28mm) 1/500sec F2.8・ISO200・北茨城市


杉林の中で白いアジサイが映えます。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/800sec F4・ISO200・北茨城市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/125sec F4・ISO200・北茨城市


優しい色合いのアジサイです。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/40sec F5.6・ISO200・北茨城市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・25mm(50mm) 1/500sec F2.8・ISO200・北茨城市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/2000sec F5.6・-1.0EV・ISO200・北茨城市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・27mm(54mm) 1/3200sec F2.8・ISO200・北茨城市


梅雨というより、もはや真夏のような日となりました。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/50sec F5.6・ISO200・北茨城市



装着レンズのテレ端での撮影です。
被写体が遠くて近寄れない場合、35mm換算80mmの画角ではちょっと足りない場合があります。

そこで、OM-D EM-1 Mark IIIに搭載されているデジタルテレコンを試してみました。



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm)・160mm相当(デジタルテレコン使用) 1/80sec F5.6・ISO200・北茨城市



デジタルテレコン機能は、いつでも即利用できるようレンズの「L-Fn」ボタンに割り当てています。

画素数を維持したまま拡大する機能ですが、不足となった画素はカメラ内の画像処理エンジンがデジタル補完してくれるそうなので、撮影後にパソコンでトリミングして拡大するよりもきれいに仕上がるようです。

もう少し寄せたいときなど、積極的に利用しようと思います。



撮影に使った機材:
OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO



2021年6月20日日曜日

泉ヶ森

諸事情でなかなか撮影に行けないのですが、OM-D EM-1のセンサーや12-40mm F2.8 PROレンズの描写力を確認したくて少しだけ試し撮りしてみました。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/125sec F2.8・ISO200・-1.0EV・日立市


手前の葉っぱは距離が近いのできれいにボケていますが、ピントを合わせたしめ縄はシャープに解像しています。
マイクロフォーサーズはフルサイズの4分の1の面積ですが、これだけ写れば立派だと思います。

こちらは、AdobeStockで販売中の作品となります。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・24mm(48mm) 1/40sec F2.8・ISO200・日立市


手水舎では竜の口から水が流れ出ていました。
水に濡れた竹の質感とかよく伝わってきます。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・12mm(24mm) 1/25sec F5.6・ISO200・-1.0EV・日立市




・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・12mm(24mm) 1/8sec F5.6・ISO200・-1.0EV・日立市


正面の薄緑色の部分は、池の底かからこんこんと水が湧き出ていました。

OM-D EM-1 Mark IIIは登山用に買い足したのですが、これだけ描写が良ければ、登山以外でもD850の出番が少なくなりそうです。


2021年2月22日月曜日

春の陽気に誘われて

まだ2月だというのに、ここ横浜では一気に4月か5月ごろになったかのような暖かい(いや、暑いぐらいの)陽気となりました。

いつもなら、この時期は冬枯れて寒々とした舞岡公園ですが、あちこちで春の訪れを感じることができました。


・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・35mm(70mm) 1/3200sec F2.8・ISO200・横浜市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・35mm(70mm) 1/1600sec F2.8・ISO200・横浜市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/250sec F8・ISO200・-1.0EV・横浜市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/250sec F8・ISO200・横浜市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・34mm(68mm) 1/500sec F8・ISO200・-1.0EV・横浜市



・OLYMPUS OM-D EM-1 MarkⅢ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
・40mm(80mm) 1/400sec F8・ISO200・横浜市

これは、花びらの先が割れているので桜でしょうか。


マイクロフォーサーズはセンサーの面積がフルサイズの1/4しかないので被写界深度が深くなりがちなのですが、F2.8を使うことでいい感じに背景がボケてくれました。