2018年5月27日日曜日

AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(前編)

D850の性能を活かすレンズとして、大口径標準ズームレンズにするか大口径単焦点レンズにするか迷ったのですが、最終的には単焦点レンズを選択しました。

AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDです。

28mmが好みの焦点距離だというのもあったのですが、夕暮れ時や夜景などをきれいに撮ってみたいという気持ちもありました。

まずはレビュー(前編)では、レンズの外観や少しだけ作例を紹介します。まだ購入から日が浅いので本格的な作例を紹介するのは、かなり先になるかと思います。



広角の単焦点レンズとしては、かなり大柄だと思います。

D850などの大き目のボディだとバランスは悪くないのですが、まるで大口径中望遠レンズを装着しているかのように見えます。



実はこれらの写真はiPhone7で撮っているのですが、iPhone7のカメラも約28mm相当の広角レンズとなっています。

なるべく収差が出ないよう離れた位置から撮って中央付近を切り取っているのですが、それでも若干遠近感が誇張されています。

ちなみにレンズフィルターは、ニコン純正のARCRESTにしました。



レンズがどこ製なのか気になる方もおられるようなで、底面を紹介します。

レンズは日本製、フードは中国製です。

個人的には、フードはレンズキャップなどと同じく消耗品だと思っているので(もちろん大切には使いますが)価格が安いほど助かります。




1/125sec f/5.6 撮影時に-1.3段補正


中央付近を拡大したものです。

この作例では分かりにくいかもしれませんが、紫陽花をさわった時の感触まで伝わってくるような錯覚に陥ります。

まさに記憶色ならぬ記憶触まで再現できる勢いです。(言い過ぎですかね。笑)



左(上):1/5000sec f/1.4

右(下):1/60sec f/11

こちらでは絞りによる写りの違いを紹介します。

左(上)の写真は開放f/1.4で撮った時の背景ですが、ボケているけど屋外によくある椅子とテーブルだということがちゃんとわかります。

また、どちらの絞り値でも写真の四隅で像の歪がなく驚いています。



ということで、D850に装着して少し歩き回ってみましたが、ズームリングで焦点距離をどれにしようか悩む必要がなく、その分、撮りたい被写体に集中できるのでとても快適でした。

もちろん焦点距離は28mmしか使えませんので、もう少し周辺を入れたいとか不要なものが少し入っているという場合は、自分自身が動くしかありません。



状況によっては自分自身が動くのに限界があるかもしれません。

また根本的に28mmの遠近感では不足する場合や過剰な場合も選択の余地はありません。

従ってそれらの場合は「あきらめる」という選択肢を用意しておく必要があります。

写真撮影の基本に戻って作品作りに専念できるのが単焦点レンズの良さなのだなぁと、今さらながらに感じています。



このレンズは、一説によると60万円近くするカールツァイスのレンズに迫る性能と言われています。

そのイメージを落とさないような作品を撮らなければと、身が引き締まる思いです。



ブログ内の関連リンク
・AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(前編)
都心の造景 ~AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(後編1)~
保和苑の紫陽花 ~AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(後編2)~
森の実験室 ~AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(後編3)~
夜のみなとみらい ~AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(後編4)~
柏尾川 ~AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED レビュー(後編5)~

2018年5月3日木曜日

夜のメリーゴーラウンド

・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・35mm・1/80sec f/5.6・ISO6400・横浜市

辺りが夕闇に変わったあとも、光と影の競演は続きます。

夜の美しい遊具は、どこか別世界に迷い込んでしまった錯覚に陥ります。

暮れなずむ街


・Nikon D850・AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
・28mm・1/60sec f/8・ISO4000・横浜市

空のトーンを微妙に変えながら、街は間もなく夜の時を迎えます。

昼から夜へと移り行く一瞬の姿を捉えてみました。



PR:
こちらの作品は、PIXTAで各種サイズを有料販売しています。
必要に応じてご利用いただければと思います。